南房総の祭りといえば館山の「やわたのまち」が代表格ですが、この「ちくらんまっち」も繰り出す神輿や山車・屋台の数からいえば、南房総最大級。神輿が15基、子供神輿が14基、山車・屋台９台が南北に細長い千倉町の全域に繰り出し、祭り一色に染まります。今年は参議院選挙の関係で、一週間繰り上げとなって７月３日、４日の開催となりました。

千倉漁港広場に7基の神輿が集合

　すでに７月２日（金）の午後６時頃から、各地区の神社近くで山車・屋台を引き回す「宵宮」が行われます。あけて３日（土）昼前後に神輿や山車、屋台が各神社を出発し町内を練り歩きます。16時〜17時に町の中心部にあたる川口地区から寺庭地区までの７基の神輿が千倉漁港に集合。これがこの日のハイライト。国道４１０号は18時から22時まで全面通行止めとなり、約６kmに渡って道路の両側に提灯が灯され祭り気分を盛り上げます。
　４日は山車と屋台が中心。見所は19時〜19時30分に行われる山車・屋台の大集合。祭囃子を競いあい、祭りは最高潮に。今年はぜひ「ちくらんまっち」へ。
●忽戸・平磯の三番叟
７月３日（土）４日（日）
忽戸地区　午前11時頃
平磯地区　午後３時頃
会場・忽戸・魚見根神社、　平磯・諏訪神社
神社の祭礼に奉納されていた歌舞伎芝居に先立って演じられていたもので、江戸時代から続く伝統芸能。県無形民俗文化財。
●須賀神社（鴨川市）
「須賀神社祭礼」
７月７日（水）／屋台出発14時30分／出店が並ぶ境内で、オリジナル紙芝居や、コミックバンド「たいっちゃん＆やっちゃん」の演奏、野村和夫さんの鴨川の歌のステージが行われます。場所は鴨川市広場、鴨川グランドホテル近く。