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南房総生活情報誌クリップは、第2・第4土曜日に発行される生活情報誌です。
南房総全域への折込のほか、観光スポットにも置いてあります。
クリップマークのある部分は、クリップとの連動型情報です。
山口幸子氏
期間・開催中〜12月18日(日)8時〜20時
会場・鳩山荘松庵ギャラリーモンテパローマ

 油絵やリトグラフを中心に取り組んでいた山口幸子さんが10年ほど前から、描いているのが「蜜蝋画」。歴史はあるが、手がけている人は少ない技法。風合いのある紙に地色を塗ってから、蜜蝋を全体に薄く塗り、鉄針で文様を描き、そこに絵の具を流し込む、さらに蜜蝋をとかし完成。独特のタッチと味わいのある滲みが特徴です。「一枚書き上げるのに、相当の体力がいるんですよ」と山口さん。緑、青、黄、グレーといった地色に、スミで文様を描いた抽象画は「COMPO SITION」というタイトルがつけられ、連作として描き続けられています。そこにその作品があるだけで、空間の雰囲気を変える、そんな不思議な力を秘めた作品です。今回は、蜜蝋画の近作約10点と花を描いた油彩約15点を展示しています。

■山口さんの油絵教室「午後の會」は、毎月第2・4土曜日13時30分から、千倉町平磯で開催。会費は1回2500円。詳細は下記へ。

問:コア・クリップ編集室
電話:0470・23・7541

蜜蝋画の抽象作品。タイトルは「COMPOSITION」
約500点の出土品などが並べられた安房博の館内
期間・開催中〜10月30日(日)月曜休館
会場・県立安房博物館
入館料・一般200円 高校生・大学生100円 中学生以下・65歳以上・障害者及びその介護者無料

 千葉県内では年間約500件以上の発掘調査が行われています。この「房総発掘ものがたり」は毎年恒例の展示で、そうした県内の遺跡から出土した遺品を展示する巡回展。今回は、最近の調査で出土した歴史的・学問的に価値の高い資料を選定。旧石器時代から中世まで、各時代・各遺跡ごとの遺物を、発掘現場の写真パネルと共に9遺跡532点展示しています。
 旧石器時代では柏市中田新田T遺跡などから石器・石材を。縄文時代は内野第1遺跡(千葉市)などの土偶や耳飾りや土器。弥生時代から古墳時代にかけては、古墳の副葬品の太刀・槍・ガラス玉が。鹿島台遺跡A区(君津市)から出土したヒスイやメノウで作られた勾玉、辺田1号墳(市原市)の素環頭大刀などから、当時、この地域にも有力な豪族がいたと考えられています。その後の時代からは、奈良時代の集落跡である台方下平T・U遺跡(成田市)の金銅製帯金具。平安時代は一夜山遺跡群C地区(佐原市)の墨書土器なども。そして中世、室町・戦国時代に真里谷武田氏の一族が居たとされる、笹子城跡(木更津市)からは石塔、硯などの道具類、中国からの輸入品の陶磁器も発掘されています。当時の人々の生活や文化を時代の流れを追って知ることができる、見どころ満載の展示です。

問:安房博物館
電話:0470・22・8608
11月13日(日)
開場18時30分
開演19時30分
会場・ブロンクス(館山市北条海岸通り・桟橋そば2階)
料金(1ドリンク付)前売り4500円 当日 5000円
 幼少の頃から、コンサートマスターだった父より英才教育を受けてきたという川上さとみ。その卓越したテクニックと感性があいまって奏でるピアノは、巨匠ハンク・ジョーンズ、ルー・ソロフらからも賞賛。今年7月に初のCDアルバム「Tiara」を発表し、その力量を披露。時にはファンキーに、時にはリリカルに奏でるピアノ。「いのちの通った強靱なピアノ」との賞賛の声も。今回は、CDを録音したメンバーで演奏します。川上さとみ(P)、安ヵ川大樹(B)、原大力(Ds)

問:じゃず屋マミー
電話:080・1070・1356
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